◇大相撲九州場所6日目(2024年11月15日 福岡国際センター)
西十両14枚目の欧勝海(23=鳴戸部屋)は西十両13枚目・琴栄峰(21=佐渡ケ嶽部屋)を破り、初日から6連勝した。
立ち合いで張り差しで先手を取られながらも右下手、左前みつを引いて寄り切り。全勝を守った欧勝海は「立ち合い危なかったが最後まで落ち着いて取れた。もろ差しに入らせなくて良かった。冷静に相撲を取って勝てて良かった」と笑みを浮かべる。連勝には「攻めているところいい。自信を持って、考えすぎず迷わずに取れている」と自分らしい相撲を取っているという。
9月の秋場所では石川県・津幡町の津幡町少年相撲教室で小学生の頃から、1年先輩の新大関となった大の里の幕内優勝パレードの旗手も務めた。「旗手をやらせてもらって頑張ろうと。早く大関に近づけるように」と稽古を積んでいる。
15日の7日目の相手は西十両9枚目の大翔鵬(30=追手風部屋)。「一日一番集中して目の前の一番をやっていきたい」と無欲を強調していた。