フリーアナウンサー有働由美子(55)が15日、パーソナリティーを務めるニッポン放送「うどうのらじお」(金曜後3・30)に出演。プロ野球選手のFA宣言やメジャー挑戦について語った。
大の阪神ファンの有働は、国内フリーエージェント(FA)権の行使を表明した阪神・大山悠輔内野手にエールをおくった上で、NHKからフリーに転身した自身を重ねた。
当時を振り返って「受信料で育てていただいたのに、それを置いて民放に行くとはっていうのが…民放行ってお金稼ぎたいっていう人もいると思うけど」と苦しかった胸中を回想。
「大山選手もそうだと思いますけれど、新しいところを体験したい、経験したいというか、精いっぱいやってこれなんで、と。違う所に行ったら、まだ自分の違うところを見つけてもらったり、新しい自分も見つけられるのかもっていう。余力があるから(他に)行くのではなく、ここで精いっぱいやりました、っていうのもあると思う」と大山の心中を察した。
「私の場合は現場の番組から離されるとしたら、それが大きいタイミングだったっていうのはあるから、しょうがない決断でした。けど、ずっと見てくださった方、大山選手の阪神のユニホームを着て、ずっとデビューから応援していたのにいなくなるんかという寂しさで、ついつい言っちゃう人もいると思うけど、それはそれで愛情と思うしかないよね。私も辞めた時はそういう書き込みとか記事を見ると、“お金とかっていうんじゃないよな”とか思ったり」と当時を回想。
「挑戦心とか野心って日本人はあまり好きじゃないじゃん?私も(NHKを)勤め上げると思ってたし、そういう価値観でもあったけれど…なので、こういうFAとかアメリカに挑戦したいっていう人はすごい応援してあげたいっていうのは、自分も辞めたから思うし」とした上で、球団がポスティングでのメジャー挑戦を容認したロッテの佐々木朗希投手についても言及。「球団がよく決断したと。もうちょい置いていたら何倍のお金が(球団に)入ってくるけど、挑戦したいタイミングで出してあげるというのは素晴らしいと思った」と述べた。