ノルディックスキー・ジャンプ男子の小林陵侑(28=チームROY)とスポーツクライミング男子の楢崎智亜(28)が15日、東京都内で行われたスイス製時計ブランド「ノルケイン」の新商品発表会に出席。「挑戦」や「原動力」などをテーマにトークショーを行った。
22年の北京冬季五輪ではノーマルヒルで金メダル、ラージヒルでは銀メダルを獲得した小林陵は、「目標を目の前のことに設定するタイプ。今季の目標はまずW杯で1勝を挙げること。そこに集中していく」と回答。22日にノルウェー・リレハンメルで開幕するW杯へと視線を向けた。
今季は26年ミラノ・コルティナダンペッツォ五輪のプレシーズンとなり、3度目の五輪、2大会連続もメダル獲得に向けても重要なシーズンとなる。2、3月にはノルウェー・トロンヘイムで世界選手権も予定されており、「世界選手権はまだ勝ったことがないので、(金)メダルがほしい」と明確なターゲットを口にした。
一方、今夏のパリ五輪では予選10位で、21年東京五輪に続いてメダルを逃した楢崎は、「次は4年後。今からそこに向かうというより、来年は世界選手権がある。(28年の)ロサンゼルス五輪に向けて、いかに基礎のレベルを上げられるか」と話した。4年後は32歳となり、ベテランの域で3度目の五輪を迎えることになるが、「このままでは終わりたくない。まだ五輪で優勝できていないので、そこへのプライドや意地はある」と話した。