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本木雅弘 90秒の“医師A”演技シーンから見いだした人気俳優「地雷が話してるみたいなインパクト」

スポニチアネックス 2024年11月15日 22時48分

 俳優の本木雅弘(58)が、15日放送のNHKラジオ第1「佐藤二朗とオヤジの時間」(金曜後8・05)にゲスト出演し、衝撃を受けた人気俳優について語った。

 パーソナリティーの俳優・佐藤二朗(55)とは同じ「フロム・ファーストプロダクション」所属。初共演は00年9月放送のTBSドラマ「ブラック・ジャック2」だったという。

 本木は主演のブラック・ジャック。佐藤の役はというと、役名すらない“医師A”。板東英二演じる会社社長に、がんを告知するという、ちょっとした役どころだったという。本木は「要するに、次どうなるか分からない。もしかしたら、とんでもない弾け方をしちゃうかもしれないというので。危うさというか、逆に攻撃的というか、そのことにたった90秒くらいの…(映像だった)」と、佐藤の印象を振り返った。

 「時々どんな映画でも、テレビドラマでも、見ていて、自分が知らなかった役者さんが出ていたり、ミュージシャンの方が急に演じられたり、実は素人だったりという方が出ていたりというふうに、凄く驚くし、ストレートに存在感を感じ取ることができるじゃないですか。その意味で、『ブラック・ジャック』の完パケを最初に見た時に、二朗さんの存在が、何かもの凄いものを発見しちゃったという、そういう感じだったんですよ。奇妙で独特な愛嬌があって…でも地雷が話してるみたいな、危険なインパクトがあって」

 佐藤の出演シーンを「何度も何度も見ちゃって」という本木。「社長(故・小口健二さん)に確か電話したか、会った時に、開口一番で伝えたかったというので、ドラマの感想というより、佐藤二朗と出会った話みたいな」。小口さんも同じように佐藤にインパクトを感じたようで、本木は「それでお声掛けしたみたいで。別にそこまでしなくていい…というくらい」とジョークを挟みつつ、「小口さん自身も相当引っかかったみたいですね」と振り返った。

 佐藤はその後、小口さんから事務所に呼ばれたという。事務所では小口さんに「君はどこに行っても売れる。うちに来たら少しだけ近道を照らしてあげられるよ」と、事務所入りを口説かれたといい、「小口さんと本木さんというのは、僕の人生を語る上で欠かせない恩人」と感謝した。

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