日本高野連は15日、大阪市内で第106回全国選手権大会の運営委員会を開き、今年8月の同大会で実施した暑さや健康対策の報告を行った。全49チームにアンケートを実施。開幕から3日間の日程で導入した午前と夕方に試合を分ける「朝夕2部制」について「とても効果がある」と「効果がある」との回答が合わせて78%だったと発表した。
アンケートでは暑さ対策の効果を認めつつ、選手のコンディション維持、試合終了時刻の遅さへの懸念が目立ったという。選手の熱中症疑いは計58件で朝夕2部制を実施した3日間は1日平均2・7件、第4日以降は同4・5件だった。来夏の大会での実施について井本亘事務局長は「来年以降、どういう形がいいのか検討していく」と話すにとどめた。