イタリア1部(セリエA)のユベントスは15日、元フランス代表MFポール・ポグバ(31)との契約を11月30日付で解除することで双方が合意したと発表した。ポグバは26年6月まで同クラブと契約を結んでいた。
ポグバは23年8月に禁止薬物テストステロンに陽性反応を示し、ドーピング違反で4年間の資格停止処分を受けた。医師の誤った処方が原因だったことが認められ、スポーツ仲裁裁判所(CAS)で処分が18カ月に短縮され、来年3月に復帰が認められる見通しだった。
ユベントスは「ポールのプロとしての将来の幸運を祈っている」と声明を発表。ポグバはクラブを通じ「ユベントスでの私の時間は終わりを迎えた。ビアンコネロ(白黒)のユニホームを着て、たくさんの特別な瞬間を分かち合えたことは光栄だった。つくった思い出は大切にしていきたい。過去1年間の最も困難な時期さえ、みなさんのサポートは不可欠だった。世界中のユベントスファンの思いやりに感謝したい。次のクラブでピッチに戻ることを楽しみにしている」などとコメントした。
ポグバは16年8月、当時の史上最高額の移籍金1億500万ユーロ(当時約130億円)でユベントスからマンチェスターUへ移籍。フランス代表として18年W杯ロシア大会での優勝に貢献し、22年9月にユベントスに復帰していた。