新十両で東十両13枚目・若碇(19=伊勢ノ海部屋)が相撲を取って初勝利を手にした。西十両11枚目の千代丸(33=九重部屋)と対戦。立ち合いから右差し、左おっつけで177キロの千代丸を起こす。最後はハズ押しで押し出し。4日目で不戦勝で初白星を挙げたが、相撲を取っては初勝利に若碇は「やっと勝てた。いつも通りに集中できた」と安堵(あんど)の表情を浮かべる。
出番前には埼玉栄高の先輩の西前頭8枚目の豪ノ山(26=武隈部屋)から「力入ってるぞ」と声を掛けられ、力が抜け、白星につながった。父の甲山親方(元幕内・大碇)からは「切り替えていけと言われるくらい。心配はしていない」という。
「すっきりした。ここから切り替えていけたらいい」と白星を重ねていく。