卓球女子で21年東京、24年パリ五輪代表の平野美宇(木下グループ)が16日、機能性衣料品「TENTIAL」(テンシャル)で自身が監修したリカバリーウエアを発売するのを記念して、東京都港区の店舗で1日店長を務めた。
普段のユニホームや練習着姿とは異なり、この日は同社製の濃紺のジャケットでビシッと決めた平野は、来店者1人1人にサイン入りの名刺を手渡し、笑顔を絶やさずに接客。「パリ五輪、感動しました!」などと声を掛けられるとお礼のあいさつをし、交流を楽しんだ様子だった。
休憩をはさんで約2時間半、100人の接客を行った平野は、「たくさんの方が温かいメッセージをくれた。(レジのバーコード入力を)一度やりたいと思っていた。小さいころ、憧れていたので、かなった」と笑顔。来客者のほとんどが平野のファンとあり、「遠くから来てくれたり、(海外で)夜中の試合でも応援してくれている方もいた」と背中を押されているのを実感した様子だった。
20日には今年の国際試合最終戦となるWTTファイナルズ福岡大会(北九州市立総合体育館)が開幕する。昨年はランキング外で出場を逃しただけに、「1試合でも多くできるように頑張りたい。いい結果を報告したい」と話した。