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ずん飯尾 芸人引退覚悟した親友・ウド鈴木とかわした約束「今度は俺に付き合ってくれないか?って」

スポニチアネックス 2024年11月16日 18時0分

 お笑いコンビ「ずん」飯尾和樹(55)が、16日放送のフジテレビ系「相葉◎×部」(土曜後4・30)に出演し、お笑いコンビ「キャイ~ン」ウド鈴木(54)から芸人引退を告げられた思い出を明かした。

 相方やパートナーからの13文字の短い手紙をヒントに、思い出の地を探す「一筆啓上部」の2週連続企画に出演。思いを伝える相手として、ウドに選ばれたのが、同じ事務所の同期で34年の付き合いがある親友・飯尾だった。

 「あの時は本当にゴメンなさい」というウドからのメッセージをヒントに、思い出の場所を探す飯尾。ウドから呼び出されて恋バナに付き合った東京・中野新橋の焼き鳥店などを探したが、どこも不正解だった。

 そんな中、もう一つ思い当たるふしが。同じ中野新橋のすし店だった。「そこも呼び出されたんですよ。今度は深刻に。“芸人を引退する”って言われたんですよ。辞めますと」。それはウドがまだ26歳で、コンビで人気絶頂のころだった。

 飯尾は、ウドから告げられた引退理由を説明した。「さんまさんの特番があったと。“そこで自分の力の限界を感じた”と。えー!?って。“実力が、この世界でやっていけないと気づいた”って言って。“何でだよ?そんなはずねえだろ?”って。しかもさんまさんだから、何でもおいしくしてくれるじゃないですか?ただ、“尋常じゃないくらいスベった”とか言い出して」と振り返った。

 ウドも当時を思い出して語った。「お笑い怪獣さんま師匠に一生懸命ボケたつもりが、もの凄くさんま師匠を困らせて、もの凄くスベって、大変なことになった」。思い詰めたウドが頼ったのが、飯尾だったという。「俺はこのまま生きていけないなって、もう芸人続けられないなみたいなことを思って。もの凄く悩んで、飯尾さんに来てもらって、自分のやったこと、あったこと、悩みを全部、聞いてもらったんです」。悩みを洗いざらい打ち明けたことを明かした。

 ウドは既に大ブレークしていたが、飯尾はまだテレビから声が掛からなかったころだという。飯尾は「“任紀(ウドの本名)よ、頼む。俺との共演まで待ってくれよ。俺がもっと頑張って、食い込めるように、テレビで共演するまで、ちょっと。今度は俺に付き合ってくれないか?”って。“よく考えろ”って、その時は終わったんですけど」と告白。自身とテレビで共演できるようになるまで、思いとどまって欲しかったという。熱い友情を感じるエピソードに、スタジオのえなりかずきは「うわあ…すてきな回答じゃないですか?」と感心していた。

 しばらくして、飯尾もテレビで引っ張りだこの人気者に。引退を思いとどまり、今も活躍しているウドは、「いつでもどんな時でも飯尾さんがそばにいてくれて、俺は元気になれるというか、幸せだなと思いました。特別ですね」と、飯尾の存在に感謝していた。

 ここまでで終われば、男同士の固い友情物語だが、話には後日談があった。飯尾はウドが引退を決意するに至った番組のオンエアを見たといい、即電話したという。「“ウド、お前が引退するって番組を見たけど、さんま師匠、めちゃくちゃウケてるじゃねえかよ!?”って」。ウドを元気付けるつもりだったが、深く悩んでいたはずのウドの反応は意外なものだったという。「“え?引退って何すか?”って」。さらに「あれ、キャバクラにいたよな?キャッキャ、キャッキャ…」と衝撃の暴露。ウドは「合コンか、キャバクラか…。とにかく楽しい天国モードだった」と笑わせていた。

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