◇WBSCプレミア12 1次ラウンドB組第3戦 日本3―1台湾(2024年11月16日 台北D)
野球の国際大会「ラグザス presents 第3回WBSCプレミア12」は16日、1次ラウンドが行われ、B組の日本代表「侍ジャパン」は台湾の台北ドームで行われた第3戦で地元・台湾と対戦。3―1で快勝し、3勝0敗でB組の単独トップに立った。先発の才木浩人投手(26=阪神)が5回2/3を3安打無失点に抑える快投を見せた。
日の丸のユニホームを身にまとって初めて臨む異国での一戦も、この男には関係なかった。
完全アウェーの大声援の中、快投を見せた才木は試合後に「凄い。本当にもう応援が凄い」としつつも「楽しんで投げられました」と涼しい顔。普段は大声援の甲子園で投げているだけに、「なんか逆に応援してくれてるんかな、くらいの感じだったんで」とアウェーの雰囲気をものともしなかった。
9日のチェコとの強化試合では4回から登板し3回を完全投球で7奪三振と、安定感抜群の投球を披露。先発は久々だったが、「最初からどんどん飛ばしていこうと。こういう雰囲気で投げられたのは凄いいい経験になった」と笑顔。
味方も初回に先制するなど4回までに3得点で援護し、「いやもう3点取ってもらったんで、もうめっちゃ楽やんと思いながら投げてました」と笑わせた。
次回はスーパーラウンドでの登板が予想される。右腕は「気合と根性で頑張ります」と意気込みグラウンドを後にした。
才木は安打を許しながらも初回を無失点で立ち上がると、2回は先頭の5番ソ・ショウオンにフォークを捉えられ三遊間を破られたが、後続を断ち無失点。3回、4回は連続で3者凡退に斬った。5回は先頭のシュ・イクケンにこの日初めての四球を与えたものの、一塁・牧の好守備で併殺を奪うなど得点は許さず。3―0とリードして迎えた6回に四球と安打で2死一、二塁となったところで降板となった。