◇ラグビーリポビタンDツアー2024 日本36―20ウルグアイ（2024年11月16日 フランス・シャンベリー）
世界ランキング14位の日本は同19位のウルグアイに36―20で勝ち、テストマッチの連敗を3で止めた。ただ凡ミスや不要な反則で自らの首を絞め、過去4勝1敗だった相手に最後まで苦しめられる、内容には不満の残る白星となった。
7点を追う前半10分、No・8姫野のトライで2点差に迫った日本。このまま波に乗りたかったが、ミスでボールを失い、同19分ごろにはCTBフィフィタが不要な反則を犯して相手に3点を与える失態。その後、WTB浜野、フランカー下川にトライが生まれて勝ち越したものの、終了間際にはゲーム主将のSH斎藤に危険なプレーがありシンビンに。超速ラグビーの核となるスクラムハーフを10分間欠く苦しい展開となった。
1人少ない後半開始直後にオフロードパスをつながれて逆転トライを許したが、同12分にWTBナイカブラにトライが生まれ、再び逆転。さらに同21分には斎藤のPGで3点を加えたが、迎えた26分、ロックのディアンズのタックルが相手の頭部に直撃し、レッドカードで退場処分に。直後の相手トライはTMO（ビデオ判定）で取り消されたものの、最後まで浮き足だった試合運びに、スタンドのエディー・ジョーンズ・ヘッドコーチ（HC）も終始厳しい表情だった。
▽日本代表登録メンバー
＜1＞岡部 崇人（横浜）
＜2＞原田 衛（BL東京）
＜3＞為房 慶次朗（東京ベイ）
＜4＞エピネリ・ウルイヴァイティ（相模原）
＜5＞ワーナー・ディアンズ（BL東京）
＜6＞ファカタヴァ・アマト（BR東京）
＜7＞下川 甲嗣（東京SG）
＜8＞姫野 和樹（トヨタ）
◎＜9＞斎藤 直人（トゥールーズ）
＜10＞松永 拓朗（BL東京）
＜11＞浜野 隼大（神戸）
＜12＞シオサイア・フィフィタ（トヨタ）
＜13＞ディラン・ライリー（埼玉）
＜14＞ジョネ・ナイカブラ（BL東京）
＜15＞マロ・ツイタマ（静岡）
＜16＞松岡 賢太（神戸）
＜17＞森川 由起乙（東京SG）
＜18＞オペティ・ヘル（東京ベイ）
＜19＞サナイラ・ワクァ（花園）
＜20＞アイザイア・マプスア（トヨタ）
＜21＞藤原 忍（東京ベイ）
＜22＞ニコラス・マクカラン（トヨタ）
＜23＞梶村 祐介（横浜）
※◎はゲーム主将