◇WBSCプレミア12 1次ラウンドB組第3戦 日本3-1台湾(2024年11月16日 台北D)
待望の初安打だ。侍ジャパンの楽天・辰己が1―0の3回2死三塁から、左中間フェンス直撃の適時二塁打。前日まで2試合無安打だった3番打者が、12打席目でようやく快音を響かせた。
「(相手の応援を)静かにさせるのはよくしてきたんで。僕、打ちまくってるんで。まあ慣れたもんですね」と完全アウェーの敵地を静まりかえらせて冗談めかした。
井端監督からは試合前に「今日は1本出しといて」と声をかけられており「井端さんの顔に泥を塗るようなことはしない」と奮起した。
「最後にインパクトを残せるかどうかが主人公。台湾はしっかり楽しんで、スーパーラウンドで大暴れできるような調整ができたら」と辰己節が止まらなかった。(小野寺 大)