オリオールズ・マイク・エライアスGMが今オフ、積極的にFA市場を探索している。「とても活発に動き、多くの関係者と話をしています」と地元紙の記者に明かしている。
オ軍はドラフトなどで集めた若手有望株の成長でチーム力をアップさせてきた。23年は101勝、24年は91勝と2年連続でポストシーズンに進出。しかしながらプレーオフを勝ち上がることはできなかった。24年の給与総額は1億980万ドルで、リーグ22位。前オーナーが巨額の投資をしぶっていたためだが、新オーナーのデイビッド・ルーベンスタイン氏は給与総額を増やし、フランチャイズをより魅力的にしていく意向だ。
同GMは「オーナーシップの交代が(巨額の投資を)可能にしてくれました。このオフのFA市場が開かれたときから、選手たちに対して我々が本気で獲得に動いていることを示せる立場にあります」と言う。
特に補強が必要なのは先発投手陣だ。24年のエースで、FAになったため、契約は総額2億ドルを超えると言われるコービン・バーンズも獲得候補の一人。ブレーブスからFAになり、総額1億5千万ドルを超えると見られる左腕マックス・フリードとも初期交渉を行っている。オリオールズと言えば、09年に巨人のエース上原浩治を獲得した経緯もあるだけに、巨人から海外FAでメジャー移籍を目指す菅野智之の獲得もあるのかもしれない。