フリーアナウンサーの古舘伊知郎(69)が17日放送のフジテレビ「ワイドナショー」(日曜前10・00)に出演。少数与党となった石破政権についてコメントした。
衆議院選挙の結果について、「ずっと1強時代が続いていたので、自公政権で強行採決の嵐を見てきたというところでいうと、良かったな、国会正常化だなと」と見解。「国民にとって早く決めてほしいことも停滞する懸念もあるから、そこは見ておかないといけないけど」としつつも「良かったなと。いろいろな意見をまぜこぜにしないといけなくなってくるから」と説明した。
衆議院選挙で4倍となる28議席を獲得し、キャスティングボートを握る国民民主党の公約である「103万円の壁」見直しへの期待の声が出る中、「玉木さんの不倫があったんで、値切ってくると思うんですよね」と玉木雄一郎代表の不倫問題にも触れた。
国民民主は103万円から178万円に拡大する減税案を出しているが、「178万円までなんて、7兆円から8兆円の減税で、地方だけでも知事が怒ってますからね」と指摘。「だから、“113万円にしてよ”とか、そういうふうな、口ではそんな言い方しなくても、現実問題(出てくる)」と続けた。
とはいえ、少数与党の今後について、「野党側がどうするか。強くなったんだから、玉木さん率いる国民民主党が立憲民主党の148議席よりも目立っている。これは野郎側がうまく付かず離れずやりながら、与党側にプレッシャーかけてしっかりとした法案や政策を少しずつ進めていくかが見どころ」と語った。