◇全国高校ラグビー 神奈川県予選 決勝 桐蔭学園 34―18 東海大相模(2024年11月17日 ニッパツ三ツ沢球技場)
前回花園王者の桐蔭学園が東海大相模を34-18(前半17-6)と破り、2大会連続22回目の出場を決めた。今春の全国選抜大会4強で、夏の全国高校セブンズでは優勝した桐蔭学園は12月27日開幕の全国大会(花園)で2連覇を目指す。
6年連続の決勝対決は激しいタックルの応酬となった。先制したのは桐蔭学園。前半4分、敵陣右中間ラックからの左展開で高校日本代表候補のフランカー申驥世主将(3年)が内へ切れ込んで裏へ抜け、同じく高校代表候補のSH後藤(3年)がサポートしてポスト右へ飛び込んだ(7-0)。全国選抜8強の東海大相模も果敢なアタックで桐蔭学園から立て続けに反則を誘い、東海大相模は高校代表候補SO長浜(3年)が前半12分、16分とPGを決めて6-7と1点差とした。
だが、桐蔭学園は前半20分にSO丹羽(3年)が正面のPGを決めて10-6。26分には左ラインアウトからドライビングモールで前進し、申主将が左隅へグラウンディングして17-6で折り返した。
桐蔭学園は後半6分、敵陣右中間のスクラムから左展開で左ゴール前ラック。走り込んできたロック西野(3年)が左中間へトライを決めて24-6とリードを広げた。しかし、東海大相模も同15分にFB五島(3年)がこの試合初めてのトライを返すと(24-11)、自陣のラインアウトからSH紺谷(3年)の突破で敵陣へ進入。22分には敵陣でのスクラムから攻めてWTB福岡(2年)が右隅へ飛び込み、24-18と追い上げた。
それでも桐蔭学園はFB古賀(3年)のカウンターを起点に敵陣で攻撃を継続。ノットロールアウエーの反則を誘うと、丹羽が正面約35メートルのPGを決め、9点差とした。終了間際にも相手ミスから丹羽がトライを決めてダメ押しした。