高知・安芸での17日間の秋季キャンプを打ち上げた阪神・藤川監督は、佐藤輝、中野を中心に若手がレベルアップに取り組んだキャンプを総括し「春に向けて次世代を含めたチームの活性化という点では、すごくいい秋季キャンプが送れた」と収穫を強調した。
投手、野手ともに1軍実績のない選手が、どれだけ戦力として台頭してくるか。投手では椎葉、石黒、野手では豊田、井上らに藤川監督は着目。「首脳陣全員で話し合って、上がってきた選手が誰一人重なってなかった。ここから彼らがどれだけ戦う準備をしてくるか。宿題はあると思う」と秋季キャンプの打ち上げは次への第一歩だと強調した。
さらに2月のキャンプに向け「すごく練習量が増える。1年間シーズンを戦う上で必要な体力を身につけないといけない。僕は判断はものすごく早いので、一瞬でチャンスがなくなるということはコーチが選手に伝えている」と早くも地獄の春を予告していた。