◇大相撲九州場所8日目(2024年11月17日 福岡国際センター)
西十両14枚目の欧勝海(23=鳴戸部屋)は東十両12枚目・大青山(24=荒汐部屋)を破り、初日から8連勝とし、勝ち越しを決めた。
立ち合いで相手に捕まり、もろ差し。左を巻き替えて前に出て寄り切った。全勝を守った欧勝海は花道で笑みがこぼれた。「うれしいですね。途中で差されて組んだが、先に自分から攻めていけて良かった勝って良かった」と笑顔。師匠の鳴戸親方(元大関・琴欧洲)から「組んだら強いから組むな」と言われていたが、組んでの勝利に苦笑いする。
場所前も体のケアしながら十分に稽古と積んできたことで力を出せている。今年1月の初場所の新十両では後半5連勝して勝ち越せた。今回は8連勝で給金直し。まだまだ白星街道をひた走る。