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イチロー氏 高校生からの「緊迫した場面で平常心保てない」相談に金言 「平常心保たなくていい」ワケ

スポニチアネックス 2024年11月17日 18時11分

 マリナーズ会長付特別補佐兼インストラクターのイチロー氏(51)が16、17日の2日間にわたり、岐阜野球部を臨時指導した。

 野球部訪問は今月9、10日の2日間にわたって指導した大阪の大冠野球部に続き、6年連続通算10校目。

 岐阜は、東大・京大などの国公立や有名私大に毎年合格者を出している県内トップクラスの進学校。野球部は日本最古の野球部であり、学校は今年創立151年目。岐阜一時代を含め春3度、夏3度の計6度の甲子園出場を誇る古豪だが、夏は1954年を最後に70年甲子園から遠ざかっている。昨夏は岐阜大会8強。新チームは今秋岐阜県大会2回戦で大垣日大に敗れた。

 2日間かけて、アップからキャッチボール、打撃、走塁など、自ら実践しながらポイントを伝授したイチロー氏。

 2日目の最後に設けられた質問タイムでは、生徒から「緊迫した場面で平常心を保てない」と問われた。

 イチロー氏は「平常心は保てない。保たなくていい」とした上で、「心がけていることは普段から緊張すること。(普段から)8割くらい緊張している。普段から緊張していたら、8割の状態でも、あと2割使っていいんだなと(思える)」と心構えを説いた。

 「練習で試合を想定することは大事なアプローチの一つだけど、試合を練習の一部だと思える感覚も持っておくこと。試合を練習の一部と思えたら、次のアプローチに進める気がする」と伝えた。

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