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【関西大学ラグビー】関学大が5シーズンぶりに京産大に勝利 後半に4トライを重ねて圧倒

スポニチアネックス 2024年11月17日 20時55分

 ◇ムロオ関西大学ラグビーAリーグ第6節 関学大45―21京産大(2024年11月17日 神戸総合運動公園ユニバー記念競技場)

 関学大が関西大学Aリーグで3年無敗の京産大に大勝した。関学大が京産大に勝つのは2019年シーズン開幕戦の9月1日以来。その試合は28―17と接戦だったが、この日は後半に4トライを集めて45―21で勝ち点5を重ねた。

 小樋山樹監督は「先週、天理大戦は選手に『勝たなあかん』とプレッシャーを与えてしまった。京産大戦に向けてベストパフォーマンスをすることに集中した」と話す。前半3分、7分と続けざまにトライを許したが、フッカー・平生翔大主将(4年)が円陣を組んで「やられているシーンは自分たちのペナルティーからなので明白だ。関学らしい泥臭く、ひたむきなプレーを見せていこう」と話して迷いが消えた。低いタックルで京産大を止め始めると、相手ミスから攻勢に出た。

 「前半の最後にアタックして(トライを)取ったシーンがあったんですけど、そこから自分たちのアタックが通用するかなというマインドになった」と平生主将。前半37分のNo.8小林典大(3年)のトライで19―21で折り返すと、後半はトライラッシュとなった。4分にFB的場天飛(3年)が持ち前のスピードで抜け出してトライして逆転。的場は10分にシンビンを取られたが、数的不利にもかかわらず20分にCTB川村祐太(4年)がトライを重ねて「ウチの4年生は凄いし、頼もしい」と的場はシンビンを猛省しつつ、感謝の言葉を重ねた。「京産大に自分らが負けると思っていたら勝てない」と話した的場は25分に2本目のトライを決めてマン・オブ・ザ・マッチに選ばれた。

 勝ち点を23に伸ばして11月30日の近大戦には優勝の可能性もある。ただ、負けたら大学選手権に届かない4位に終わる。小樋山監督は「目標は大学選手権ベスト4。きょうは試合の入りが悪くてベストじゃない。まずは自分たちのベストパフォーマンスを出すということをもう一回言い続けたい」と勝って兜(かぶと)の緒を締めた。

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