Infoseek 楽天

新潟L・川澄2発 小学生時代からの盟友・上尾野辺と初ホットライン 「エモシュートです」

スポニチアネックス 2024年11月18日 4時2分

 WEリーグの新潟Lは、MF川澄奈穂美主将(39)の今季初ゴールを含む2得点の活躍もあり、マイナビ仙台に3―0で完勝。リーグ戦は今季初の連勝で6位に浮上した。前半34分に先制点を挙げたDF山谷瑠香(29)は今季公式戦3点目、チームは同3試合連続無失点を記録した。24日の次節もホームで昨季女王の三菱重工浦和と対戦する。

 2―0で迎えた後半7分の右CK。MF上尾野辺のニアサイドへのボールを、川澄が鮮やかに頭で合わせた。

 「本当に狙い通り。昨日の練習では1個分ボールが高かったんですけど、しっかり合わせてくるあたりさすがだなと思いました」

 小学生時代からの盟友のアシストは、新潟に加入後初めて。かつて再び上尾野辺と同じユニホームを着ることについて「エモい(感情が揺さぶられる)ですよね」と話したが、この日も「エモシュートでした」と表現した。

 1―0の前半38分に挙げた今季初ゴールも狙い通りだった。ハーフウエーライン付近で相手のパスをカット。ダイレクトで預けたMF滝川からのリターンパスを受けると、ペナルティーエリア右サイド付近から、GKの右脇を低い弾道でぶち抜いた。「その前に何度かファー(サイド)を狙っていたので、相手GKも少し体重がファーに寄ったのかな」。瞬時に相手GKの心理、雨でぬかるんだピッチを考慮したベテランならではの一撃だった。

 スタミナ源は焼き肉だ。前週は8日間で3試合という強行軍だった。9日の大宮戦後、チームは2日間のオフを取ったが、川澄は2日連続で焼き肉を食べたという。「いつも食べてるんで。もう全然平気です。週8いけます。今週もどこかで入れないと(笑い)」。試合後は両膝にアイシングを施しているが、体力も技術も胃袋も、まだまだ若手には負けない。

 試合後はサポーターに「勝ったどー」と叫び喜びを分かち合ったが、直後のロッカーではすぐに切り替え、選手に呼びかけた。「勝っても全員の力だし、負けたとしても全員の責任。そういうチームづくりをこれからもやっていこう」。今季初の連勝で6位浮上。主将を中心に、ここから上位をうかがう。

この記事の関連ニュース