◇米女子ゴルフツアー アニカ・ゲインブリッジ・ペリカン最終日(2024年11月17日 米フロリダ州ペリカンGC=6349ヤード、パー70)
最終ラウンドが行われ、17位から出た渋野日向子(26=サントリー)は2バーディー、4ボギー、1ダブルボギーの74で通算1アンダーの34位だった。年間ポイントランク64位で同60位までの最終戦のCMEツアー選手権に進むことができず、本格参戦3年目のシーズンを終えた。
最終日は4日間ワーストとなる74とスコアを落とした。前日に65をマークして浮上していただけに、渋野は「凄く悔しい気持ちが残る1日だったので、凄く残念です」と胸のうちを明かした。
硬く締まったグリーンに苦戦。「3日間に比べたら良いショットは少なく、リズムが悪かったりでミスショットが多かった」。16番パー4では第2打をグリーン左の池に落としてダブルボギーを叩いた。
34位で今大会を終えて年間ポイントランクは64位。同60位までの最終戦に進むことができず、24年シーズンを終える形となった。「来週プレーしたかったので凄く残念」と悔しさをにじませる。本格参戦3年目の今季は25試合を戦いトップ10入りが2度。いずれもメジャーで全米女子オープンの2位と全米女子プロ選手権での7位だった。
「全米女子オープンと全米女子プロだけだったので。個人的には悔しい結果になってしまったけど…。去年の今の時の感情と比べると、まだ清々しい気持ちなのかな。それだけ自分の中でやることが、ちょっとでも去年より見えてきているのかなと感じる」
昨季はポイントランク83位でフルシードを逃したが、今季は出場カテゴリー1に入って新たなシーズンを迎えることができる。「もっと総合力を高めなきゃいけないと思うし、1年間通して安定したゴルフができるように準備しないといけない。体作りとゴルフもしっかり練習して、いいオフを過ごして来シーズン開幕できるよう頑張りたい」。来季を見据え、明るい表情でそう言った。