経済アナリストの森永卓郎氏(67)が18日、ニッポン放送「垣花正 あなたとハッピー!」に出演。無所属の前職・斎藤元彦氏(47)が再選された兵庫県知事選について言及した。
斎藤氏は元尼崎市長の稲村和美氏、日本維新の会を離党した前参院議員清水貴之氏ら無所属6新人を破り再選を果たした。
選挙戦ではパワハラなどの疑惑告発文書問題で失職した斎藤氏への評価や、混乱した県政の立て直しなどが問われた中、斎藤氏はネット戦略を駆使して大きな流れを起こし、最終盤で形勢を逆転した。
森永氏は「今回は2つ、私の見立てが間違えていたことがあって、1つは、斎藤氏に対する対抗馬が乱立したんですね。票が割れたというのと、もう1つ大きかったのはSNS」と指摘。「陰謀説というのが一気に広がって、これは斎藤氏を失職させるためのメディアがつくり上げたうそだというのと、既成政党が斎藤氏を見限ったんだと。もともと最初に当選した時は、維新も推薦していて応援していたわけですよね。維新さえ裏切ったというか、見捨てたわけです。その中でSNSの力で圧勝するっていう…選挙のあり方というのががらっと変わっちゃったんだなと思います」と自身の見解を述べた。