俳優の本木雅弘(58)が17日放送のTBS系「日曜日の初耳学」(日曜後10・00)に出演。主演を務めた08年の映画「おくりびと」の裏話を明かした。
遺体をひつぎに納める「納棺師」の姿を描いた感動作で、米アカデミー賞外国語映画賞を獲得した。
本木は「自分が発案者でもあったってことで、現実に行われている納棺への興味もあったし、こだわった」と言い、実は「実際の納棺のチームに入って。あるおばあさんのご遺体を拭かせていただいた。めがねをかけて変装して」と告白。
「触れたご遺体が鉄のように冷たかった。それが死の現実。そういう体験をしたことが、演じることの軸になった。本物の瞬間を知ってるっていうことが自信になった」と振り返った。