モデルでタレントのアンミカ(52)が18日、日本テレビ系「情報ライブ ミヤネ屋」(月~金曜後1・55)にコメンテーターとして生出演し、17日に投開票された兵庫県知事選で、斎藤元彦前知事(47)が再選を果たしたことについてコメントした。
パワハラやおねだりなど数々の疑惑を指摘され、県議会から全会一致で不信任決議を受けて失職した斎藤氏は、元尼崎市長の稲村和美氏、日本維新の会を離党した前参院議員清水貴之氏ら無所属6新人を破り、再選を果たした。選挙戦では斎藤氏への評価や、混乱した県政の立て直しなどが問われたが、斎藤氏はネット戦略を駆使して大きな流れを起こし、最終盤で形勢を逆転した。
今回の選挙戦で注目を浴びたのは、既存メディアとSNSの果たした役割。MCの宮根誠司は「自主規制も含めて、公平性というのは保たなければいけないというのは法律で決められている」と既存メディアについて触れ、「YouTubeというのはやすやすと超えて、どんどん発信して拡散していく事実がある」と、もどかしさを素直に表現した。
アンミカも「これから法規制を進めていかないと、アメリカなんかでは進みましたけど、日本ではこれからだと思う」と答えた。
斎藤氏については「民意の下で選ばれたのだから、斎藤知事にはそれに応えられるように頑張っていただきたい」と述べ、「この騒動の中でも政策をしっかり伝え続けていたのは、やっぱり響いたんだろうな」と勝因を推察した。
一方で、数々の疑惑については百条委員会、第三者委員会で調査が続いている現状もある。アンミカは「職員の方々からのアンケートという事実や、百条委員会の中で今、調査されている疑惑であるとか、全会一致の不信任から議会から出たということで、これから非常にコミュニケーションが大変になるというところで、しっかり謙虚にコミュニケーションを取れる態勢でやり直す。そして、道義的責任という言葉についてもしっかり勉強して、しっかり前に進めていく覚悟が双方にいるんだろうなと。でないと、なかなか難しいだろうな」と見通しを口にした。