フィギュアスケート女子の松生理乃(20=中京大)が18日、2位に入ったGPシリーズ第5戦フィンランド大会を終えて羽田空港に帰国。「ショート(SP)もフリーも悔しいところはあるが、2位で(スケート・カナダとの)2試合とも表彰台に乗ることは考えていなかったのでうれしい」と笑顔で振り返った。
SP4位から逆転優勝を期したフリーは、タイムアウトで1・0点の減点があり、優勝した吉田陽菜(木下アカデミー)にわずか0・26点届かなかった。この減点が響き、初のGPファイナル(12月5~8日、フランス・グルノーブル)はシリーズ最終戦の結果次第となったが、「あと本当に一歩だったという気持ちは大きいけど、そこまで欲を出したらいけないかな」と受け止めた。
GPファイナルの出場がかなわなかった場合の次戦は、12月の全日本選手権(12月19~22日、大阪・東和薬品RACTABドーム)となる。シニア、ジュニアともに日本女子が世界で活躍している今季はハイレベルな争いが予想されるだけに、「凄く大きな舞台。(今季は)緊張にも強くなったと思うので、(経験を)生かして今年こそうまくいけたら」と話した。