◇大相撲九州場所9日目(2024年11月18日 福岡国際センター)
東前頭6枚目の隆の勝(30=常盤山部屋)が東前頭8枚目の狼雅(25=二子山部屋)を突き落として8勝1敗とし、幕内の勝ち越し一番乗りを果たした。
立ち合いで相手を突き起こした。相手の左へ回り込むような動きで上手を許したものの、慌てずに右差しで攻め込んだ。前のめりの体勢になった相手の様子を冷静に見極め、左からの突き落としで勝負を決めた。ABEMA大相撲中継で解説を務めた元小結・臥牙丸のジュゲリ・ティムラズ氏は「隆の勝の立ち合いはそこまで良くなかった。うまくかわした感じ」と指摘した。
先に出番を向かえた東前頭15枚目の阿武剋(24=阿武松部屋)は西前頭10枚目の宝富士(37=伊勢ケ浜部屋)に、はたき込まれて2敗に後退している。