◇大相撲九州場所9日目(2024年11月18日 福岡国際センター)
大相撲九州場所は18日、福岡国際センターで9日目の取組が行われた。7勝1敗の大関・豊昇龍(25=立浪部屋)は東前頭4枚目・美ノ海(31=木瀬部屋)を前日に続き上手投げで下し、勝ち越しを決めた。
同じく1敗の大関・琴桜は西前頭4枚目・欧勝馬と初顔合わせ。立ち合いから力強く押し倒し、勝ち越しを決めた。
結びの一番では1差で首位追う新大関・大の里が東小結・若元春と激突。もろ手突きから右を差して、寄り切りで下し2敗をキープした。
このほか1敗勢の東前頭15枚目・阿武剋は6連勝中の西前頭10枚目・宝富士にはたき込まれ痛恨の2敗目。東前頭6枚目・隆の勝は東前頭8枚目・狼雅を引き落として8勝1敗とし、幕内の勝ち越し一番乗りを果たした。
また優勝経験のある平幕勢、阿炎は西関脇・大栄翔を押し出して7勝目。若隆景は西小結・正代を寄り切り6勝目を飾った。尊富士は西前頭12枚目・佐田の海をはたき込んで勝ち越しに王手をかけた。
9日目の取組を終え、1敗で首位を走るのは琴桜、豊昇龍、隆の勝の3人となった。