第103回全国高校サッカー選手権(12月28日開幕)の組み合わせ抽選会が18日、都内で行われた。
優勝候補の呼び声高い大津(熊本)は福井商との対戦が決まった。来季J1の清水に加入内定のMF嶋本悠大(3年)をはじめ、今年も各ポジションにタレントがそろう。高円宮U―18プレミアリーグWESTでは首位を独走中。リーグ最多得点&最少失点と攻守に隙がない。初戦敗退した今夏の全国高校総体後は、引いて守る相手を崩す練習に重点を置いた。DF五嶋夏生主将(3年)は「注目されることはありがたいことですが、インターハイは初戦負けという形で終わってしまった。自分たちはチャレンジャー。そういう思いで戦うことが勝つことにつながる」と表情を引き締めた。
過去最高成績は21年度の準優勝。前回はPK戦の末に昌平(埼玉)に敗れ、3回戦で涙した。「大津高校はまだ全国制覇はしたことがない。そこに対するモチベーションは本当に大きい」と五嶋主将。50人以上のJリーガーを輩出してきた公立の雄が、悲願の日本一を目指す。