アストロズが18日(日本時間19日)、本拠「ミニッツメイド・パーク」の名称を来季から『ダイキンパーク』に変更することを発表した。
球団公式Xで「WELCOME TO DAIKIN PARK」と投稿。「ダイキンパーク 2025年1月オープン予定」「新しい章の始まり」などとつづった。
新たにネーミングライツを取得したのはダイキン工業株式会社(ダイキン、DAIKIN)。大阪府大阪市に本社を置く日本企業でヒューストンにも工場を保有している。空調機や化学製品メーカーなどを主に扱い、約170カ国に事業展開する大手。日本企業が大リーグ本拠地の命名権を取得するのは史上初のことになる。飲料大手ミニッツメイドは30年まで同球場の命名権を保持していた。
アストロズの地元メディア「ジュースボックスジャーナル」のマイケル・シュワブ記者が、前日から自身のX(旧ツイッター)で「アストロズが(現地時間)月曜日午前9時30分に『重要な事業発表に関して』記者会見を行う予定だ」などと投稿していたが、この日「アストロズは私の報道を正式に認めた。2025年から15年契約だ」などと投稿した。
ミニッツメイド・パークは2000年に開場した開閉屋根式球場で2002年から現球場名となっている。駅の跡地であることにちなみ、左中間後方に蒸気機関車を設置。試合開始時やアストロズ選手の本塁打の時には汽笛を鳴らし、線路を走る。
アストロズは今季途中に菊池雄星が移籍した強豪チーム(シーズン後に菊池はFA)。2021年から今季まで4年連続で地区優勝を果たし、過去2回のワールドシリーズ制覇(17、22年)がある。