大みそかの「第75回NHK紅白歌合戦」（後7・30）の出場歌手が19日、発表された。男性3人組「Number＿i」が初出場する。
昨年5月に「King＆Prince」を脱退した平野紫耀（27）、神宮寺勇太（26）、岸優太（29）の3人で同10月に結成。旧ジャニーズ事務所で副社長を務めた滝沢秀明氏が設立した「TOBE」に所属している。
今年元日にデジタルシングル「GOAT」でデビュー。1年を通して大きく注目を集めた。同曲はYouTubeでの再生回数が日本男性歌手のデビューシングルとして史上最速となる3日で1000万回に到達。7月にはストリーミングでの再生回数が1億回を突破するなど、ヒットを放ち続けている。アイドル時代とは一線を画し、本格的なヒップホップに持ち前のダンスを盛り込んだ楽曲が人気だ。
「Number＿i」の初のテレビ出演にNHKの音楽番組「Venue101」を選んでおり、局内では貢献度の高さも文句なしだった。
神宮寺は「僕たちは2024年1月1日にデビューさせていただいて、12月31日にパフォーマンスを皆さんにお届けできるということで…ありがとうございます」と感慨深げ。「最高のパフォーマンスを皆さんにお届けしたいなと思っております。よろしくお願いします」と呼びかけた。
3人はキンプリ時代に5年連続で紅白に出場。大みそかの紅白のステージは2年ぶりとなる。
例年、紅白は（1）その年の活躍（2）世論の支持（3）番組の企画・演出に合うか――の3点を軸に出場歌手を選定している。
今年のテーマは「あなたへの歌」。さまざまな年代や性別の視聴者に届くアーティストを選定。
司会は昨年に続きお笑いタレントの有吉弘行、女優の橋本環奈、また朝の連続テレビ小説「虎に翼」の主人公・佐田寅子を演じた伊藤沙莉と、同局の鈴木奈穂子アナウンサーが務める。