大みそかの「第75回NHK紅白歌合戦」(後7・30)の出場歌手が19日に発表され、歌手・氷川きよし(47)が特別企画で出場することが発表された。22年に活動休止を発表した氷川が生歌唱を披露するのは、復帰後初となる。
2022年の紅白歌合戦でのパフォーマンスを最後に、歌手活動を休止し充電期間に入った氷川きよし。今年の夏には東京・大阪で25周年記念コンサートを開催するなど、1年8カ月ぶりに歌手として本格的に活動を再開した。
今年も2022年と同様に、紅組、白組の枠を超えた特別企画での出場。氷川が紅白に出場するのは24度目となり、復活のステージに期待が集まる。
氷川は同局を通じ「このたび、第75回NHK紅白歌合戦に出場させていただくことになりました。ありがとうございます!応援してくださるたくさんの皆様に心から深く感謝申し上げます」と感謝。「2年前、最後に出場させていただいた時、“また、必ず帰ってきます”と言いましたが、“帰って来られないかも”と思っていたところがあったので本当に嬉しいし、こうしてまた出場させていただけることはありがたいなと思っています」としみじみと思いを明かした。
「ここまで生きて歌ってこられたのも、ファンの皆様、そして、支えてくださるスタッフ、関係者の皆様のおかげです。一人の力では何もできません。その真心に応えられるように、復活して初めてのテレビ生出演での歌唱ですので、精一杯歌わせていただきます」と意気込み。「一人でも多くの方に観ていただいて、これからの人生の生きる力を少しでもお送りすることができたらいいなと思っております。テレビの前での応援を何卒よろしくお願いいたします」と呼びかけた。
制作統括の大塚信広チーフプロデューサー(CP)は報道陣の取材に応じ、氷川の起用について「歌手活動を再開した節目」と説明した。
司会は昨年に続きお笑いタレントの有吉弘行、女優の橋本環奈、また朝の連続テレビ小説「虎に翼」の主人公・佐田寅子を演じた伊藤沙莉と、同局の鈴木奈穂子アナウンサーが務める。