Bリーグは19日、都内で会見を開き、23~24年シーズンのクラブ決算概要を発表した。Bリーグのクラブ営業収入は過去最高の552億円。昨対比で入場料収入は44・8%、スポンサー収入は26・7%増えた。
入場者数は452万人で、昨対比39・9%増。クラブ別の営業収入は千葉J、A東京、琉球の3クラブが初めて30億円を突破した。宇都宮、川崎、群馬、SR渋谷、横浜BC、名古屋D、三河の7クラブが20億円超。赤字クラブは5クラブで22~23年シーズンの20クラブから大幅に減少し、債務超過クラブはなかった。
Bリーグは26年に新トップカテゴリーの「Bプレミア」をスタートする。参入に必要なライセンス取得には「アリーナ」「入場者数」「売上高」の三つの基準を満たす必要があり、各クラブの営業努力を続けた結果、リーグ全体の業績を押し上げた。
島田慎二チェアマン(54)は「収入に関しては、おそらくCBA(中国リーグ)、ユーロリーグと並ぶか、上回る規模にはなった。NBAに次ぐ第2のリーグになるという目標は収入に関して一定のところに到達できた」と誇った上で「リーグのレベルだったり、まだ目指すべきところはある」とさらなる飛躍を期した。