タレント鈴木紗理奈(47)が19日、TBS系「ゴゴスマ~GOGO!smile~」(月~金曜後1・55)にコメンテーターとして生出演し、一部で報じられた不倫を受けて自身の今後について話した。
14日発売の週刊文春(文芸春秋)で、50代実業家男性との交際が報じられた。経営する会社は愛知県に本社があり、ロボットの設計・製作などを手がけている。2人は約1年前に知人を通じて知り合い、共通の趣味のゴルフを通じて親密に。都内のタワーマンションで“半同棲状態”だったが、男性には愛知県に妻子がいる。文春の取材を受けた際には、男性からは「離婚した」と聞いていたとし「不倫はあり得ない」と涙目で語ったという。
番組の冒頭では「私には交際している男性がいました。離婚歴があり、子供がいると聞いていました。お付き合いする中で、生活をともにしていたんですけど、既婚者であるというような発言やコメントが一度もなかったし、まったくそういうことは疑っていなかったので、普通にいいお付き合いをしていると思っていました」と、時折声を詰まらせながら釈明した。
相手が離婚していないという事実は、文春の直撃取材で知ったという。「熱愛というか、将来のことを聞かれていると思い、答えている中で、文春さんの方から“彼は既婚者です”と言われました」。取材後、すぐに相手に連絡を取ったところ、「私に出会う前から別居をしていて、離婚協議中ではあるものの既婚者であると、大変申し訳ないことを伝えられました」という。「どうしてそんな大事なことを言ってくれなかったんだと、憤りを覚えたんですけど、そんなことよりも彼にはあなたのご家族に私のことよりもご家族のことをケアして欲しいと伝えました」と、いきさつを説明した。
相手の家族に対しては「私もちろん驚いているけど、家族はもっと驚かれて、傷付いているだろうし、知らなかったとはいえ、ご家族を深く苦しませているということは本当に申し訳なく思います。申し訳ありません。1日でも早くお相手のご家族の方が平穏な日を送れるように願っています」と神妙な面持ちで謝罪した。
今後にも言及した。交際については「これからのことですが、今は私は冷静な状態ではないので、どうしていくかは考えられてはいないので、不倫関係である中と分かった中でお付き合いを継続していくことは絶対にありません」と断言した。
コメンテーターとしては「これまで私はコメンテーターとして、不倫や危機管理能力について厳しい立場を取ってきました」と、これまでのスタンスを説明。「そんな私が、こういう脇の甘いような行動をしていることや、危機管理能力がないんじゃないかとか、コメンテーターとしての資質はどうなんだという声が上がっていることも事実あるし、私もそう思います」と続けた。今後については「それぞれの番組の判断になると思いますが、もしお仕事をいただけるなら、今の私にできることは、今後より一層、誰にも迷惑かけずしっかり危機管理をしていくことと、コメンテーターとしてもし使っていただけるならば、私みたいなこともあるんだということも踏まえ、すべての方に寄り添ったコメントをしていけたらなと思います」と誓いを口にした。
鈴木は文春の取材を受けた翌12日に「ゴゴスマ」に出演。番組では国民民主党の玉木雄一郎代表(55)の不倫問題を扱い、夫に不倫された経験がある金子恵美氏が当時の心境などを語る場面があったが、鈴木は周囲のコメントにうなずくだけで、この問題に関しては一切発言しなかった。
所属事務所はスポニチ本紙の取材に「相手が結婚していることを(鈴木は)全く知らなかった。この件で発信することはない。そっとしておいてほしい」と回答。知人は「本人は傷ついている。もう(男性と)連絡も取っていないようだ」と語っていた。
鈴木は2008年にレゲエ歌手と結婚し、長男を出産したが13年に離婚。シングルマザーとして仕事を続け、情報番組のコメンテーターとしても活躍している。