タレント上沼恵美子(69)が18日に放送されたABCラジオ「上沼恵美子のこころ晴天」で、仰天の人助けエピソードを明かした。
過去に高齢女性から道を聞かれた経験を語り始めた。説明したが理解しきれていない相手の様子に「じゃあご一緒しましょう」と道案内を申し出たという。「そんなん何回もやってた」と、親切心から人助けをよくしたことを振り返ったが、「(相手が)物語に出てくるようなおばあちゃんと違うのよ…現実って」とため息をついた。
ある老女は、最初は恐縮していたが、いざ上沼が案内を始めると「お姉ちゃん、もうちょっとゆっくり歩いてえ~や」「これ(荷物)持って」などと要求してきたという。「私が間違ってんのかな…ムカついてくるね」と上沼。「郵便局に着いて、“ここですよ”って言うたら“ふ~ん。ほなお礼”“いや、お礼なんかいいです”って言うてんけど、10円くれた…。あのね、10円はあげない方がいい。ゼロのほうがいい」と困惑気味に語った。
「ほんとにね、親切受ける方もね、マナーをよろしくお願いしたい。何やの…こっちがちょっと親切な顔したら2分後には荷物持てって。今日は親切してあげて良かったな、いいことできたな、って思いたいんですよ」とぼやいた。
他にも、腰を曲げて坂道を歩いている高齢女性を見かけ、車に乗っていた上沼は「乗っていかれますか?」と声を掛けたという。「“ああ~ありがとうございます~申し分けございません~”って、乗るときはめっちゃええおばあさんやねん」と回想。だが、「降りる時…“この手に限るな”って言うたの!もうビックリした。私、思わず“はあ!?”って言うてしもた。いつもそないして歩いてると思うねん」と、まさかの言葉に怒りがこみ上げたことを思い返した。
「親切されるほうは、もうちょっと頑張りましょう?最後までええ人でおってください。ムッとすんで」と苦言を呈した。
ただ、その後、感謝されないとモヤモヤしてしまう自身を「中途半端やねんなあ…ええ人が」と反省していた。