楽天の滝中瞭太投手(29)が19日、仙台市内の球団事務所で契約更改を行い、500万円増の2800万円でサインした。(金額は推定)
今季は7月以降に4勝を稼ぐなど、チームにとって大事な場面で好投した働きが評価された。滝中は後半戦の働きを球団から感謝されたと明かした上で、5年目の今季を「できた部分もありますし収穫も多かったけど、まだまだできたかなっていうのはあります」と振り返った。
とはいえシーズン序盤の4月は出遅れ、2試合の先発にとどまった点を猛省。「4、5月は自分の中でもいいイメージがないので、来年はそこでも活躍できるように」と意気込んだ。
オフは同僚だった中日・涌井と自主トレ。今年も涌井さんのところでしっかり走らされてきます」と苦笑いすると「走ることは好きじゃないけど、凄い大切なことだし、大ベテランがあの量を走ってるのに、自分が走らない訳にはいかないので、凄く勉強にはなります」と話した。
チームには10歳年上の岸孝之投手が健在。今季は3年ぶりの規定投球回に達した「鉄人」だ。「やっぱいい見本がいるので…。まだまだできるというか」。あと1カ月で三十路を迎える滝中だが、現在も発展途上だと自らに言い聞かせていた。