料理愛好家でタレントの平野レミ(77)が19日、自身のX(旧ツイッター)を更新。13日に老衰のため死去した詩人の谷川俊太郎(たにかわ・しゅんたろう)さんとの思い出を振り返った。
「生きる」「二十億光年の孤独」など数々の詩集で知られ、世界各国で翻訳された日本を代表する詩人・谷川さん。訃報は、長男で編曲家・ピアニストの賢作氏がSNSで伝えた。新潮文庫編集部によると、葬儀は18日に近親者のみで執り行われ、後日、「お別れの会」が予定されている。
訃報を受け、平野は、2019年に亡くなった夫でイラストレーターの和田誠さん(享年83)と谷川さんの縁を回顧。絵本「あくま」などでタッグを組んでおり、「5年前、谷川俊太郎先生は夫に詩を詠んでくださいました」と明かした。
谷川さんは和田さんが死去した際「Natural 和田誠に」という題で「君は過去になれない男 目の前からいなくなっても いのちにあふれた絵とデザインに 君は軽々と生き続けている…」からはじまる詩を贈っていた。平野は「『君は過去になれない男』『いのちあふれた絵に君は軽々と生き続ける』という言葉、いま、谷川先生に重ねています」とつづり「詩と絵と仲良しコンビ、この先も永遠に。心よりご冥福をお祈り申し上げます」と追悼した。