元大阪府知事で弁護士の橋下徹氏(55)が19日、自身のSNSを更新。 兵庫県議会から不信任決議を受け失職し、出直し選挙で再選を果たした斎藤元彦知事(47)について言及した。
19日の就任会見では、久々の登庁について聞かれ「戻ってこれてすごくうれしい。これから県庁での仕事がスタートします。私自身、気を引き締めて緊張感を持ってやりたい」と語った。
なお、25日に予定していた文書問題の百条委員会には「政府主催の全国知事会に出席するために、(百条委への)出席はむずかしい。来年発災から30年を迎える阪神・淡路大震災について、防災対策の重要さを伝えたいと思っています」とした。
橋下氏は、斎藤氏が会見でパワハラの有無を聞かれ「確かに一部不適切な行為はあったが、あくまでいい県政をしたい中で業務上の指導や注意を厳しくしたということ」と答えている動画を引用し、「ということは怪文書・告発には事実も含まれ県政を正した効果があったということ。にもかかわらず調査結果が出る前に処分したことは妥当か」と指摘した。
橋本氏は、斎藤氏の当選後、SNSなどで「民意は大変重いものですが、僕は引き続き斎藤さんは権力者として不適格であることを主張し続けます」と宣言。
「権力者の疑惑を告発した者を、権力者自ら組織をあげて探し出して処分する世の中は、僕は絶対嫌だ。権力者自らの疑惑については第三者調査を絶対とする世の中にしたい」と主張し、「権力者が放置できない怪文書を手にしたなら公益通報窓口に送る。怪文書に、ある程度の事実が入っており、怪文書によって是正されたことがあるのであればその作成者に非違行為があっても情状酌量をする。そんな世の中を目指したい」と持論を展開するなどしている。