ラグビーリーグワン1部の横浜は19日、横浜市役所で新シーズン(12月21日開幕)に向けた出陣式を行った。沢木敬介監督(49)と、SO田村優(35)、SO小倉順平(32)、WTB竹澤正祥(29)、プロップの祝原涼介(28)、SHファフ・デクラーク(33)の選手5人が出席。トークショーなどで、300人以上のファンが集まった会場を盛り上げた。
開幕まで1カ月。田村は「去年の今頃と比べたら仕上がりは良いと思う。でも目指す場所も上がっているのでまだまだ」とチームの現状を分析した。目指すのは、トップリーグ時代も含めて成し遂げたことのない日本一の称号。「僕たちが日本一になるという目標にふさわしいチームであると、試合を通して感じていただいて、結果がついてくれば最高かなと思います」と大きな目標へ意気込みを語った。
同じ「横浜」を本拠地とするプロ野球の横浜DeNAベイスターズが、セ・リーグ3位からクライマックスシリーズを勝ち上がって26年ぶりの日本一を達成。「日本シリーズの前から応援していた」という田村は「同じ横浜のチームとして目標になるような成果を上げていた」と刺激を受けた。「3位からだったので、自分たちの置かれている状況と似ているなと思って感情も入った」。自身のチームは4位通過から2年連続でプレーオフに進出しながらも一昨季は3位、昨季は4位に終わっている。初戴冠を見据え、下克上で日本一に輝く姿と重ね合わせた。