俳優の勝村政信(61)19日、都内で行われた「『劇場版ドクターX(監督田村直己)』完成披露舞台あいさつ」に出席した。
腹腔鏡の魔術師と呼ばれるスキルを持つものの、何よりお金が大好きで出世を逃してきましたスーパードクター加地秀樹を演じた勝村。「腹腔鏡の魔術師」とあいさつしようとするも、口が回らずかみかみ。「ファーストシリーズから演じていますけど、未だにちゃんと喋れません。できたら、来世にこのドクターXという作品があるとしたら腹腔鏡の魔術師とざっと言えたらいいなと思っております」とおちゃらけ、会場の笑いを誘った。
12年という長きに渡って人気を誇る本作だが、当初は「ワンクールで終わるドラマだとみんなが思ってて、次の年同じ時期に始まったんですけど、僕は舞台の仕事を入れてました。なので出ていません」と無念の表情も、常に和気あいあいとする現場に「家族みたい…。家族になってる。(他の現場では)やっぱちょっと緊張感があっておとなしくしてたりするんですけど、この組だけは本番直前までしゃべって、でも普通に芝居ができるっていう…」としみじみ。
「そんな組は本当にないので。皆さん、今までどうもありがとうございました。またお会いできたら幸せです。ありがとうございます」と感謝を伝えた。
この日、共演の米倉涼子、田中圭、内田有紀、今田美桜、勝村政信、鈴木浩介、岸部一徳、染谷将太、西畑大吾、脚本の中園ミホ、田村直己監督も登壇した。