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イチローさん米殿堂候補入り 日本人初選出確実で野手初満票なるか “満票でなければ国際問題”に?

スポニチアネックス 2024年11月20日 1時33分

 全米野球記者協会(BBWAA)記者による殿堂入りの投票の結果は、来年1月21日(日本時間22日)に発表される。イチローさんは史上2人目、野手では初の満票選出が期待される。

 1936年の開始から過去88年、選手として殿堂入りしたのは計276人。うち満票は19年、メジャー史上最多652セーブを挙げたヤンキースの守護神マリアノ・リベラ氏しかいない。イチローさんの1年目での選出は確実だが、注目はその得票の内容だ。

 この日、大リーグ公式サイトが「イチローは次の満場一致の殿堂入り選手になれるか?」、スポーツ専門サイト「ジ・アスレチック」は「イチローが満票にならないことなんてあるのか?」と続々と特集記事を掲載。記事ではメジャーデビューした01年に首位打者、盗塁王に輝き、史上2人目のMVPと新人王を同時受賞したことや、04年のシーズン262安打のメジャー新記録樹立などを紹介。「10年連続200安打&ゴールドグラブ賞はイチロー以外5年連続さえいない」とした。20年のデレク・ジーター氏が1票、16年にケン・グリフィー氏が3票、満票に届かなかったことを挙げつつ「イチローが満票でなければ、ただ恥というだけではなく、国際問題に発展する」と報じた。

 米野球殿堂博物館のジョシュ・ラーウィッチ館長は「彼の日米球界における存在感、成し遂げた業績の意義は語り尽くせない」と称え、歴史的殿堂入りの瞬間に期待した。

 ≪75%以上得票で選出≫米野球殿堂入り選出方法 メジャーで10年以上プレーし、引退から5年経過した選手が対象。全米野球記者協会(BBWAA)に10年以上在籍する記者が最多10人を連記する投票で、75%以上の得票で選出される。得票率5%未満は翌年から候補を外れ、5~74%の候補も10回目までに75%に届かなかった場合、候補から外れる。日本選手では過去、14年に野茂英雄氏、18年に松井秀喜氏が候補入りしたが5%に満たなかった。

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