大リーグ機構(MLB)は19日(日本時間20日)、全米野球記者協会(BBWAA)会員の投票による今季の最優秀監督にア・リーグはガーディアンズのスティーブン・ボート監督(40)が選出された。
ア・リーグはタイガースのAJ・ヒンチ監督、ロイヤルズのマット・クアトラロ監督、ガーディアンズのスティーブン・ボート監督が最終候補に挙がっていた。
1位票はボート監督が27票、クアトラロ監督が2票、ヒンチ監督が1票で、総得点はボート監督が142点、クアトラロ監督が73点、ヒンチ監督が41点だった。
ガーディアンズは今季消化試合が雨天中止となったため1試合少ない161試合を戦い、92勝69敗でア・リーグ中地区優勝。ポストシーズンでは地区シリーズでタイガースを下し、8年ぶりにリーグ優勝決定シリーズに駒を進めたが、リーグ優勝決定シリーズではヤンキースに敗れた。
ボート監督は37歳だった2022年までアスレチックスでプレー。昨年はマリナーズでコーチを務め、今季から名将テリー・フランコナ監督の後を受けて監督に就任していた。大リーグ公式サイトのサラ・ラングス記者によると、現役引退から2年で同賞を受賞するのは最速記録となった。これまでの記録は2003年まで現役としてプレーし、2006年に受賞したジョー・ジラルディ監督(当時マーリンズ)だった。
ナ・リーグは今季ワールドシリーズ制覇に導いたデーブ・ロバーツ監督は選出されず、メッツのカルロス・メンドサ監督、ブルワーズのパット・マーフィー監督、パドレスのマイク・シルト監督が最終候補に残っている。