Infoseek 楽天

MLB 両リーグ最優秀監督発表 アはガ軍ボート監督が史上最速受賞 ナはブ軍マーフィー監督が球団初受賞

スポニチアネックス 2024年11月20日 9時19分

 大リーグ機構(MLB)は19日(日本時間20日)、全米野球記者協会(BBWAA)会員の投票による今季の最優秀監督にア・リーグはガーディアンズのスティーブン・ボート監督(40)、ナ・リーグはブルワーズのパット・マーフィー監督(65)が選出された。

 ア・リーグはタイガースのAJ・ヒンチ監督、ロイヤルズのマット・クアトラロ監督、ガーディアンズのスティーブン・ボート監督が最終候補に挙がっていた。1位票はボート監督が27票、クアトラロ監督が2票、ヒンチ監督が1票で、総得点はボート監督が142点、クアトラロ監督が73点、ヒンチ監督が41点だった。

 ガーディアンズは今季消化試合が雨天中止となったため1試合少ない161試合を戦い、92勝69敗でア・リーグ中地区優勝。ポストシーズンでは地区シリーズでタイガースを下し、8年ぶりにリーグ優勝決定シリーズに駒を進めたが、リーグ優勝決定シリーズではヤンキースに敗れた。

 ボート監督は37歳だった2022年までアスレチックスでプレー。昨年はマリナーズでコーチを務め、今季から名将テリー・フランコナ監督の後を受けて監督に就任していた。大リーグ公式サイトのサラ・ラングス記者によると、現役引退から2年で同賞を受賞するのは最速記録となった。これまでの記録は2003年まで現役としてプレーし、2006年に受賞したジョー・ジラルディ監督(当時マーリンズ)だった。

 ナ・リーグは今季ワールドシリーズ制覇に導いたデーブ・ロバーツ監督は選出されず、メッツのカルロス・メンドサ監督、ブルワーズのパット・マーフィー監督、パドレスのマイク・シルト監督が最終候補だった。1位票はマーフィー監督が27票、シルト監督、メンドサ監督はそれぞれ1票だった。総得点はマーフィー監督が144点、シッルト監督が70点、メンドサ監督は35点だった。

 ブルワーズは昨季まで監督を務めていたクレイグ・カウンセル監督がカブス監督に就任したため、今季からマーフィー監督が就任。今季162試合で93勝69敗でナ・リーグ中地区2連覇に導いた。しかし、ポストシーズンではワイルドカードシリーズでメッツに敗れていた。ブルワーズはこれまで全30球団の中で唯一最優秀監督を輩出していなかったが、これで球団史上初の最優秀監督受賞となった。

この記事の関連ニュース