俳優の火野正平(本名・二瓶康一=にへい・こういち)さんが、14日に死去したことが分かった。75歳。東京都出身。葬儀は家族で行った。突然の訃報に、芸能界からは悲しみの声が上がった。
小説家でタレントのいとうせいこうは自身のX(旧ツイッター)を更新。「火野正平さんが逝ってしまわれた。Vシネの仕事で一緒に泊まり込みで何日か撮影した時、人生のアドバイスを色々してくださった。心の中で叔父貴と呼んでいた。収録先の山荘で麻雀してた時の緊張は忘れない。惜しい傑物を私たちは亡くした」としのんだ。
俳優の小沢仁志は、自身のインスタグラムで「また大好きな先輩がいなくなっちまった…『昭和のプレイボーイ』と呼ばれていたが誰よりも穏やかで優しく、艶やかな人だった」とショックを投稿。「もう少し飲みたかったがまたどこかで飲もうよ先輩!それまでは…合掌」と悼んだ。
映画「首領への道」「影に抱かれて眠れ」など数多くの共演を重ねてきた中野英雄は、今月3日に電話で話したばかりだという。「最後は奥様や家族に手を握られながら逝った先輩 素敵だよ」とつづり「優しく愛が深い火野さん 貴方の笑顔が大好きです いつまでも大好きです」と吐露。「11月3日に電話くれましたね 嬉しかった あの時の声は忘れません また向こうで後輩やらして下さい」と天国へメッセージを贈った。
ものまねタレントのJPは「火野正平さん時代劇でご一緒させて頂きました、心よりご冥福をお祈りいたします」と追悼した。