阪神・井上広大外野手(23)が20日、兵庫県西宮市内の球団施設で契約更改交渉に臨み、今季年俸840万円から260万円増の推定1100万円で一発サインした。
今季はキャリア最多の23試合に出場し、プロ初を含む3本塁打をマーク。し烈な優勝争いを繰り広げた後半戦も1軍に食い込み、前川との併用ながら先発左翼を務めた。
「あんまり試合に出ていないが、ホームランを後半戦、3本打ったことも評価してもらった。とてもうれしく思う」
井上は8月28日のDeNA戦(横浜)で、左腕・東から左翼席へ豪快なプロ1号。この一撃で首脳陣の信頼をつかむと、その後も2本、持ち前の長打力を発揮して一発を放った。だが、前半戦は2軍暮らしが多く、来季は年間を通した活躍が期待される。
「バッティングでも新たなことを取り入れて、もっと進化できればなと思っています」
プロ6年目となる25年シーズンの目標に「2桁本塁打」を掲げた23歳。「しっかりとオフに準備して、来季に向かいたい」と決意を新たにした。