メジャーリーグのオーナー会議が19日(日本時間20日)、ニューヨークで開幕。会場となったMLBオフィスのロビーにはレッドソックスのジョン・ヘンリー氏、フィリーズのジョン・ミドルトン氏といった各チームのオーナーが姿を見せた。
ハリケーンによってトロピカーナ・フィールドの屋根が全損し、同時に将来的な新球場建設計画も頓挫した可能性が囁かれるレイズの本拠地問題が焦点の1つ。また、2028年までにリーグが導入を望んでいるとされる全球団の放映権をセットにしたストリーミングパッケージに関してや、スプリングトレーニング中に試験的に導入計画があるストライクゾーンのチャレンジシステムなども話し合われるとみられる。
会場に集まったメディアの間では、ヤンキースからFAになったフアン・ソト外野手、ロッテからポスティングシステムを通じてメジャー移籍を目論む佐々木朗希投手などの行方も話題になることは間違いない。この日、佐々木への興味について問われたレッドソックスのケネディ球団社長は、「FA選手については話せない。それがルールだ」と沈黙を守った。20日(同21日)はマンフレド・コミッショナーの会見も予定されている。
(ニューヨーク・杉浦 大介通信員)