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大ケガから復帰した元幕内・炎鵬が無傷の6連勝 三段目優勝に前進し「眠っていたものが覚めてきた」

スポニチアネックス 2024年11月20日 14時27分

 ◇大相撲九州場所11日目(2024年11月20日 福岡国際センター)

 脊髄損傷から復帰して3場所目を迎えた三段目56枚目の元幕内・炎鵬(30=伊勢ケ浜部屋)が野田(18=藤島部屋)を寄り切りで下し6戦全勝とした。

 低い姿勢から素早く中に入りこむと右の下手投げで揺さぶりながら一気に前に出た。開口一番「硬かったです」と漏らし「ここまで来たら気持ちも高ぶってきますが、しっかり抑えて相撲が取れました」と振り返った。

 相手は世界ジュニア個人無差別級優勝など将来を期待される18歳。自分よりひと回りも年下との対戦に「怖かったです」と笑うが「年下でも番付は一緒、チャレンジャーのつもりでいきました」と明かした。

 白星を6つ積み重ね、三段目優勝に前進した。「九州で優勝したことがない。ここまで来たらインタビュールームに行ってみたい気持ちもある」と率直な心境を吐露。優勝決定戦になれば、千秋楽の大勢の観客の前で取ることになるが「まずは7番目の相撲に勝つこと。自分の中の(燃えたぎる)ものがふつふつとわき上がって、眠っていたものが覚めてきている」と闘志を見せた。

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