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森永卓郎氏 “103万円の壁”再協議に「これから1カ月、全面戦争が始まる」「財務省内ではおそらく…」

スポニチアネックス 2024年11月20日 15時56分

 経済アナリストの森永卓郎氏(67)が20日、ニッポン放送「垣花正 あなたとハッピー!」に出演し、年収103万円の壁をめぐる与野党の議論について私見を述べた。

 自民党、公明党、国民民主党の3党の政調会長は19日、経済政策をめぐり再協議を行った。「103万円の壁」に対し、自民と公明は「税制改正の中で議論し引き上げる」と明記し、国民民主党は持ち帰ったものの、合意に前向きな姿勢を示した。

 所得税課税対象のボーダーラインを年収178万円まで引き上げるよう与党に提言していた国民民主党の意見が通るのではという見解について、森永氏は同意。「きちんとした打ち返しがあったと国民民主党は言っているので、おそらくはあさって、総合経済対策が発表になるんですよ。その中に103万円の壁の引き上げが文言として入る。具体策は入らない」と推測した。

 その理由として「具体的に、今75万円引き上げようっていうのが国民民主党の“基礎控除を上げる”っていうこと。年末に入ると税制大綱が出てくるんですけど、そこに数字、金額が入る」とし、「これから1カ月、国民民主党対自民公明、あるいはそのバックにいる財務省との全面戦争が始まる」と強調。

 「これは何の証拠もないんですけれども」と前置きすると「財務省内では“国民民主党の幹事長から何から全部スキャンダル探せ!洗い出すんだ!それで値切るぞ”っていう指令がおそらく飛んでると思います」と語った。

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