男子ゴルフのカシオ・ワールドオープンは21日から4日間、高知県のKochi黒潮CC(7350ヤード、パー72)で開催される。
大会主催のカシオ計算機に所属する石川遼(33=CASIO)が20日、取材に応じ「やっぱり自分の中で意気込むところもある。本当に長くサポートしていただいているので、この大会の結果というのは一つ分かりやすい形での恩返しになる」と言葉に力を込めた。
今季ここまで三井住友VISA太平洋マスターズを含む2勝を挙げ、賞金ランク5位につけている。今大会を含めて残り2試合で、同ランクトップの平田憲聖との差は約3188万円。ホストプロという立場に加え、賞金王レースという意味でも重要な1試合となる。
「来週(の最終戦)までもつれたら最高かなと思う。調子のいい選手たちがここまでトップで引っ張ってきてこの大会に来ているし、4人全員が優勝に絡む可能性もある。だけど自分としてはやっぱり来週までそのチャンスを引き延ばしたい。ベストを尽くして、優勝争いに自分がいかに加われるかに集中したい」
そのためのプランも、しっかりと頭の中にある。優勝スコアは通算20アンダー近くまで伸びると予想。「慎重にやりたい気分。ボギーをなるべく少なくできるようなゴルフができたらいい」と冷静に4日間の戦いを見据えた。