◇明治神宮大会 大学の部1回戦 日体大2―7福岡大(2024年11月20日 神宮)
オリックスからドラフト2位指名を受けた最速153キロ右腕・寺西成騎投手(4年=星稜)は5回から3番手でマウンドに上がったが2回3安打1失点で降板。チームも悔しい初戦敗退に終わり「ふがいないピッチングをして申し訳ない」と肩を落とした。
逆転を信じて腕を振ったが思うように球が走らない。寺西は5点ビハインドの5回からマウンドへ。流れを変えようと必死に投げ続けたが「(寒さなど)コンディションのことは想定していたが、もっと準備できたことがあると思った」。6回1死二塁から中犠飛で1点を失うと、直後の攻撃で代打を送られて交代。大学ラスト登板は37球で終えることとなり「流れを変えようと思ってマウンドへ上がったが…。悔しい」と言葉をつないだ。
次に挑む世界はプロの舞台。「プロは一年一年が勝負。いつかはオリックスのエースになれるように頑張りたい」。悔しさを胸にさらに成長してみせる。