前中日の彦野利勝氏(60)が、高橋慶彦氏(67)のYouTube「よしひこチャンネル」に出演。星野仙一氏の中日監督復帰を遅らせるべく、高木守道監督に選手が続投をお願いしたと言われる“事件”の真相を明かした。
1995年に星野仙一氏の4年ぶり中日監督復帰がほぼ決まっていた。
星野氏の復帰は第1次政権時代に鍛えられた彦野氏らの耳にも入っていたという。
ところが1994年シーズンの最後に巨人との間で国民的行事と言われた「10・8決戦」が起きた。
最終戦で優勝が決まるという激闘に敗れ、中日の川又米利選手会長、副会長の彦野氏、山本昌氏、チームリーダー的存在だった仁村徹氏が、監督室のドアも叩き、高木監督に「このままでいいんですか!」と悔しさをぶつけた。
結果、高木監督が続投。彦野氏は「我々が引き留めたみたいになった」と苦笑いした。
結局、1996年シーズンから星野第2次政権がスタート。その第一声が「誰や!引き留めたんは?ワシは準備して待っとったのに」だったという。